御器谷法律事務所

不動産の任意売却

1. 意義
 任意売却とは、一般的には、民事執行法等による担保権の実行等の法定手続によらないで、任意的に担保の処分をし、その売却代金から優先的に被担保債権を回収する手段をいいます。

2. 任意売却の流れ
 任意売却は、一般的に、(1)債務者の債務不履行、倒産等、(2)担保不動産所有者の売却同意、(3)担保不動産の調査、評価、(4)購入希望者を探す、(5)買付証明書の提出、(6)利害関係人の調整、(7)配分案の作成、(8)売買契約、(9)代金決済と配分という流れになります。

3. 任意売却のメリット
(1) 売却価格が高額になる。
 競売の売却価格は最低売却価額を基準として行われることもあり、一般的に時価の6〜7割位であるといわれることもありますが、任意売却では、このような競売手続における制約を受けないため、売却価格は物件の時価相当額となることがあります。
(2) 迅速性 
 競売では申立てから配当まで1年程度、物件によっては2〜3年かかることもありますが、任意売却であれば利害関係人との調整に若干の手間がかかるものの、競売に比べ、より短期間での回収が可能となります。
(3) いわば非公開での売却が可能
 競売では、物件を表示した書類が裁判所で掲示されますが、任意売却では買受人が決まれば対外的に公になることなく手続きを進めることができます。

4. 任意売却の注意点
(1) 競売の場合は、抵当権者が申立を行えば他の利害関係人の意思とは関係なく手続が進むのに対し、任意売却の場合は、担保不動産に関する利害関係人全員の同意が必要になります。
(2) 売却代金の配分について、かなりの調整努力を要し、利害関係人の力関係等によっては必ずしも公平とは言えないような配分が行われるおそれもあることがあります。

 この不動産の任意売却につきましても、遠慮なく当事務所にご相談下さい
      

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