御器谷法律事務所

《 コンテンツ 》


1. デジタルコンテンツと法的権利
 デジタルコンテンツとは、デジタル信号によって情報が表現されているものを言い、例えば、電子書籍、CD、パソコンゲーム、ソフトウェアなどが例として挙げられます。
 人が創作的な表現を行った場合、その創作について著作権法により著作権が発生します。デジタルコンテンツは多様な表現が1つの情報に統合されていて、この表現のそれぞれが著作物となり得ます。したがって、デジタルコンテンツは著作権法によって保護されることが多いことになります(なお、技術については特許法等により、商品やサービスに使用される表示やマークについては商標法、不正競争防止法等により保護されることが多いことになります。)。

2. インターネット上でデジタルコンテンツを流す場合と著作権
 デジタルコンテンツは、インターネット等の電子ネットワークと結びつくことによって、広く、直接ユーザーに到達することができるという大きな特徴がありますが、インターネット上でデジタルコンテンツを流す場合、著作権との関係はどうなるのでしょうか。
(1) 公衆送信権
 著作権法は、「著作物を公衆に対して送信する権利」(公衆送信権)(著作権法23条)を著作者に与えています。公衆送信とは、公衆によって直接受信されることを目的とした無線通信又は有線電気通信の送信のことを言います(著作権法2条1項7号の2)。このような公衆送信権は、世界的なインターネットの普及に伴い、平成9年の著作権法改正によって認められた権利です。
 インターネットによる送信の場合は、公衆からの求めに応じて自動的に行うものであり、このような送信を公衆送信の中でも自動公衆送信(著作権法2条1項9号の4)といいます。
(2) サーバーへのアップロード
 著作権法は、自動公衆送信の前段階のサーバーにコンテンツをアップロードする行為も送信可能化権として保護しています(著作権法2条1項9の5号)。したがって、ネット上のサーバーにコンテンツをアップロードして、パソコンの端末からアクセスできる状態に置くことについても権利者の許諾を得る必要があります。
 送信可能化にはサーバー内にコンテンツを蓄積する場合(いわゆるホームページなどの場合)とサーバー内にコンテンツを蓄積しない場合(インターネット放送などの場合)がありますが、前者の場合、サーバーにコンテンツを蓄積する行為は著作権法上の複製(著作権法21条)に該当しますので、複製についても権利者の許諾を得る必要があります。
(3) サーバーからの送信
 アクセスに応じてサーバーからの送信を行うことも、権利者の許諾を得る必要がありますが、通常は送信可能化権と同時に許諾を得ることになるでしょう。

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